●中山間応援サポーターとは？
中山間地域とは、「平野の外側の周辺部から山間地までの地域」を示します。
福岡県では、およそ県土の４５％、農地の３０％が中山間地域にあります。
中山間地域においては、過疎化や高齢化が進み、草刈りや水路清掃など中山間地域の魅力を守る活動を集落の力だけで行うことが難しくなっており、このままでは中山間地域の魅力が低下していくおそれがあります。
そこで、魅力あふれる中山間地域をみんなで支えるため、中山間地域での各種活動にボランティアで従事する方たちを中山間応援サポーターと称し、中山間地域の集落から要請のあった活動の支援を行います。
（福岡県「ふくおか農林漁業応援団」ホームページより）
●活動のあらまし
●日時：２０２１年２月２１日（日） ０８：００～１１：３０
●場所：福岡県福岡市早良区脇山
●作業内容：脇山茶園の雑草取り、穴埋め、整枝補助作業
●脇山茶とは
■お茶の種子を中国から持ち帰った博多聖福寺（はかたしょうふくじ）の栄西禅師（えいさいぜんじ）が、脊振山に蒔いたのが日本茶の歴史のはじまりとも言われており、脇山地区は日本で歴史がもっとも古いお茶の産地とも言われています。
「馬場ファーム」さんでは発酵させて紅茶にしたり、茶葉を使ったジェラートを考案したりして、市内のレストランなどで提供されています。
PRにも力を入れており、市の担当者が、G20会議のレセプションパーティーへの出品を依頼。会場にブースを設け、約200人の外国人らに冷茶を振る舞った。さわやかな口当たりが「飲みやすい」「食事に合う」などと好評で、「世界に通用する」お茶に。
※「馬場ファーム 脇山茶とは」馬場ファームさんのＨＰから引用
●こんな作業しました！
今回３回目の参加です。
週半ばに雪が降り、この日の天候を心配していたのですが、思いもよらず暖かくなりました！
自宅から車で那珂川市を経由し集合場所のＪＡ福岡市脇山支店へ。
既に半数以上の参加者が来られていました。
受付後、ＪＡ福岡市脇山支店さんや地元の方の車に分乗して、いざ脇山茶園へ向かいました。
細い山道を上ること約５分。
木々を通り抜けると目の前に「こんなところに茶畑が！？」というような森の一画です。
まずは、お茶の木にからまる蔓の除去作業。
上の画像のように蔓がからまっているので、手作業で取り除きます。
お茶の木は低く栽培されているイメージを持っていたのですが、自分の背丈ほど成長しているところもあるので、思ったより捗りません。
ただ、季節的に虫がほとんどいなかったのが救いでした！
この作業の後に休憩。
休憩時には、脇山茶を頂きました。
渋みがなく本当に飲みやすい！
ご馳走さまでした。
休憩の後は、男性陣が猪の掘った穴を埋める作業。
女性陣は機械で整枝されたお茶の木をレーキで綺麗にする作業。
上の画像のように、猪がミミズを捕食するために掘った穴がところどころに開いています。
大きいものでは、直径１ｍくらいのものもありました！
実は、蔓の除去作業中に足が取られることが何回かありました。
茶葉が生い茂っているので、足元が見づらいのです。
スコップで穴の周りの盛り上がった土を穴に戻します。
慣れない作業なので、腰が・・・
気温も上昇し、暑さも体力を奪います。
時間は１１時。
作業終了です。
皆さん、お疲れ様でした！
新芽が出るのが待ち遠しいですね。
ここ脇山茶園では無農薬で育てられているそうです。
益虫が害虫を退治してくれるとのこと。
また、お茶畑と言えば一番厄介な霜を防ぐための大きな扇風機の羽が設置されていますが、ここでは山の風がその役割を担っているので、扇風機は有りません！
うまく環境がマッチしているのです・・・
●最後に
脇山茶園から行きと同様に軽自動車に分乗し、ＪＡ福岡市脇山支店さんへ。
全員集合した後、終了ミーティング。
担当者さんから御礼のご挨拶が有りましたが、いつものことですがこちらが御礼を言いいたいですね！
このような機会を設けて頂いて、感謝です！
今回はなんとＪＡ福岡市脇山支店さんと馬場ファームさんから、お土産を頂きました！
下の画像です。
ブロッコリーとカリーノケールとかしわごはんのおにぎり。
かしわごはんのおにぎりは大好き！
お昼ということもあり、空腹でペロッとお腹に入れちゃいました。
カリーノケールは初めて見聞きした野菜です。
ケールの一種だそうですが、苦みが少なく生食がおすすめ！
ブロッコリーは言わずもがな美味。
茹でて胡麻ドレッシングで！
残念だったのは、脇山米がもう売り切れていたこと。
前回の上毛町とうろう祭りの際に販売されていた新米の美味しさをもう一度と思っていたのですが・・・
これは次回のお楽しみ！
次の中山間応援サポーター活動はどこ
なお、脇山の野菜やお米などは、「ワッキー主基の里」さんで販売されています。