●中山間応援サポーターとは?
中山間地域とは、「平野の外側の周辺部から山間地までの地域」を示します。
福岡県では、およそ県土の45%、農地の30%が中山間地域にあります。
中山間地域においては、過疎化や高齢化が進み、草刈りや水路清掃など中山間地域の魅力を守る活動を集落の力だけで行うことが難しくなっており、このままでは中山間地域の魅力が低下していくおそれがあります。
そこで、魅力あふれる中山間地域をみんなで支えるため、中山間地域での各種活動にボランティアで従事する方たちを中山間応援サポーターと称し、中山間地域の集落から要請のあった活動の支援を行います。
(福岡県「ふくおか農林漁業応援団」ホームページより)
●活動のあらまし
●日時:2021年5月16日(日) 09:00~12:15
●場所:福岡県八女市星野村広内地区 棚田
●作業内容:草刈作業
●その他:NPO法人「がんばりよるよ星野村」のメンバー、県職員、他村外ボランティア、市役所星野支所、未来塾役員 総勢20名との共同作業
●八女市星野村について
■福岡県八女市星野村は、平成22年2月に八女地域1市2町2村の合併によって誕生した八女市の旧星野村の地域です。
星野村は、福岡県の南東部に位置し、東西に細長く、東は標高1,006mのカラ迫岳を背に、大分県との県境の緑豊かな山村です。
村の標高は200mから1,000mに及び、総面積の84%を山林が占めています。村の基幹産業は農業と林業で、農業の主要作物として茶と花木、林業の主要樹木はスギとヒノキです。気候は、温暖で雨が多く朝夕の寒暖差が大きいため、茶の栽培に適した条件となっています。また、村の大部分は急峻な地形であり、村内を東から西へと流れる星野川に沿って幹線道路が走り、集落や耕地が点在していて、山間には村の代表的な石積の棚田が至る所で見受けられます。
「日本で最も美しい村」HPから引用
●こんな作業しました!
2週連続の星野村での活動です。
今日は2018年12月に開通した合瀬耳納(おうぜみのう)トンネル(2・6キロ)を通るルート。
このルートを通ると早いですね!
トンネルを抜けるとあっという間に集合場所の八女市星野村広内ロードパーク。
星野村は山間にあり、棚田が多く見られますが、ここ広内・上原地区の棚田が最も美しいそうです。
〇集合
受付ではマスク着用の確認、検温、手指のアルコール消毒。
それから全体で、NPO法人「がんばりよるよ星野村」の理事長他による作業の説明。
草刈機担当と鎌担当に分かれます。
私は草刈機を使ったことはなかったのですが、使ってみたい人には教えてくれるということで、初挑戦します!
〇作業開始
作業場所の棚田までは車に分乗し移動。
到着すると再度作業の説明。
初心者草刈チームは理事長から草刈機の取扱講習。
まず、防御(?)を整えます。
帽子の上からフェースガード装着。
草刈用の胸当て付きエプロン装着。
もちろん手には軍手(厚手のゴム)。
足は長靴。
次に草刈機の説明。
使ったことのない道具を初めて使う時のワクワク感!
初めて知ったのですが、草刈機はブレード(丸い金属の刃)だけではなく新品の状態で約30cmくらいのワイヤーも使います。
土や石が多い場所はブレードだと刃が欠けるため、回転するギヤケースの両端2か所にワイヤーを取付け草を刈るという仕組みです。
混合燃料(ガソリンとオイル)をタンクに入れ、いくつかのボタンを操作しスターターのひもを引っ張りエンジンをかけます。
最初はうまくいきませんが、2・3回でエンジンスタート。
かなりの音です。
近くの平地で試運転。
少し左に傾けて左斜め上の部分で草を借ります。
いざ、出陣!
地元の方々は棚田の上の方、中山間応援サポーターの面々は下の方から。
もう一人の草刈機初心者の方と1面を担当します。
5m以内に人がいないことを確認し、草刈開始。
うわー! 面白いように草が刈れます。
ワイヤーでもすごいパワー。
畔と石積の部分を中心に作業を進めます。
〇休憩
夢中で作業をやったので、あっという間に時間が過ぎ休憩時間。
体の前面は飛び散った草の破片まみれ。
雨で草がくっつきます。
あ、やばい! 手が痛い。
草刈機のアクセルレバーをずっと握りしめていたので、右手が痺れてきています。
もっと休憩を挟んでやらないといけなかったそうです。
このような状態が続くと「白蝋病」という血管性運動神経障害の危険性があります。
ついつい集中しすぎました・・・
気を取り直して作業開始。
雨が降ろうがほとんど気になりません。
燃料が無くなり、給油タイム。
燃料はガソリンとオイルの混合。
燃料携行タンクから給油する場合、エア調整ネジをまず最初に緩めないと燃料が噴き出す恐れがありますので、皆さんご注意!
〇作業終了
雨も止み、お昼になりました。
ここで作業終了です。
皆さんお疲れ様でした。
随分と綺麗になりました。
初めての草刈機、とても良い経験でした!
これからの中山間応援サポーター活動に役立ちそうです。
●最後に
集合場所に戻り、最後の挨拶。
何とこの星野村の石積の棚田は、朝日新聞社とロレックス社がコラボした『SATO~次世代に残したい里~』プロジェクトに取り上げられるそうです!
今度取材があるとのこと。
👉『SATO~次世代に残したい里~』プロジェクト(朝日新聞社)
また、6月には小学生を交えた田植えもあるそうです。
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中山間応援サポーター活動の第3回は「那珂川市 やまもも収穫作業」、6月17日(木)・18日(金)の2日間に渡って行われます。
参加ご希望の方は、下記より中山間応援サポーターに登録し、ご応募ください。
👉「中山間応援サポーターになるためには?」(福岡県ホームページ)
今回も福岡県農林水産部農山漁村振興課の坪田さん、お疲れ様でした!
中山間応援サポーターの活動は毎回10人~20人くらいの作業です。
場所は中山間というだけあって、山奥でもなく平地でもない所です。
私個人としては、とても楽しんで参加させて頂いています。
ボランティアなので、交通費は自費ですが、こういう機会を頂けることを考えれば、十分におつりが来ます。
今まで地名も聞いたことがない所で、土と人に触れ合い、さらにお役に立てるなんて!
癒されます・・・
是非、興味を持たれた方は登録してくださいね!